現在、およそ100万戸を超える築30年以上のマンションがあると言われていますが、当然、今後も増え続けていきます。 そのマンションを、末永く快適な居住環境としていくためにも、定期的なメンテナンス、10数年単位での大規模修繕は欠かせないものです。 この先、何十年と住み続けられる住環境を作るためにも、経年劣化の診断と新築時の不具合を探し改修を施す修繕工事は1回目がとても大事です。この始めての修繕工事が適切に行われれば、その先の点検の寿命も伸び、結果的に予算等のコスト削減につながります。
建物(マンション)の構造は、コンクリート・鉄筋等の骨組み(躯体)、クロスや塗装の仕上げ部分、給排水、空調・電機などの設備に分けられますが、一般的には修繕工事といえば仕上げ部分の補修・修繕です。
具体的には、
防水工事・外壁劣化補修工事・シーリング工事・鉄部(金属部)等の劣化補修工事などが中心になります。また、東日本大震災以後、修繕とともに、新たな耐震補強・防災対策などを取り入れていくケースもあります。